岐阜地方はかって織田信長公の楽市楽座として栄え、美濃和紙、提灯、番傘に並び縫製業が盛んな街でも有名。その伝統技術は縫製職人に受け継がれ、縫製業が大繁盛した時代の最後の職人として浅井さんは知られる。
岐阜市北部にある「ジーンズの銀屋工房」は、そんな縫製職人の街の利点を生かしたジーンズのリペア&リメイクショップを浅井 一幸さんは経営者する。彫金教室から縫製まですべてこなす職人でもある。自身のファッションもスカジャンとジーンズにこだわる頑固者。「そのスカジャン、アロハ格好いい! と言われることも、よくあるんです」と話す浅井さん。「普通、俺くらいの年代だったら、このスカジャンは?って思う事ももありますよ(笑)。でも、まずはセンスから。気持ちはまだまだCOOLSにあこがれた17歳ですから(笑)」。
今の時代はファッションが多様化し、ジーンズにも個性が求められる時代。実際、既製のジーンズを持ち込んで「こんなふうにリメイクしてほしい」と、加工を依頼されることも多いんです。自分のイメージを描いたデザイン画を持ってくるお客さんもいる。そんなとき、古着好きな感性が生きてくる。個人々に合ったリメイクジーンズを作るということがセンスなんです。「お客さんをぱっと見たら、どんなリメイクが好きか分かる」という浅井さんには、長年(縫製業)、職人として修業した下積み時代がある。技術への信頼はお客さんが口コミで来ることを見れば、一目瞭然。
東京や大阪の古着屋との取引きも多い。これまでも都市へ出店も考えたが
やはり生まれ育った織田信長公のふるさとを離れる訳にはいかない」と言い切る。
(某雑誌記事の編集前より引用)